旭川のパーソナルトレーナーが教える腰痛との付き合い方
更新日:2022年2月8日

皆さんは次のような話を聞いたことはありませんか?
『筋トレをして腰痛が改善した』
『腰痛改善のためには体幹を鍛えるのが良い』。
また、その一方で次のような話も聞いたことがあるかもしれません。
『筋トレをして腰を痛めた』
『腰痛改善のために腹筋をしたのに余計腰が痛くなった』。
何故このような真逆の話が出るのでしょうか? 今回はそんな「日本人の90%が一生に一回は経験する」とも言われている腰痛に関してのお話です。
■腰痛の種類
そもそも腰痛にはいくつか種類があります。
ここでは分かりやすい様に大きく二つに分類したいと思います。
1.手術が必要となるときもある、ヘルニアなどからくる腰痛
これらは腰痛の原因が特定されているもので治療に関しても何をすればいいのかが明確です。但し、腰痛の中で占める割合としてはかなり少ないです。
2.手術の必要のない、筋力の低下や身体の筋肉のバランスが崩れたことなどからくる腰痛
この時点では手術は必要ないかも知れませんが、放置して悪化させるとヘルニアや脊柱管狭窄症などを発症するリスクもあります。
ただ、この種の腰痛は一般的に原因が特定しづらい傾向にあります。
腰痛の症状を見ても
のけ反ると痛い
屈むと痛い
などの違いが生じたり、
揉みほぐしで緩和されるもの
揉みほぐしても改善されないもの
という違いもあります。
これらの違いが原因を更に特定しづらくさせていますが、
根底にあるのは筋力低下している筋肉の違いや、
それらの筋肉群のバランスから来るものです。
■姿勢が悪いと腰が痛くなる?
姿勢を維持するための筋肉としては、主に背中・腹筋(体幹)・お尻・脚があります。
例えば、お腹周辺の胴体を支えるのに必要な体幹ですが、腹筋の力が弱いと、その弱い腹筋の力を補うためにその分背筋(腰部の筋肉)が頑張って胴体を支えないといけなくなります。

同じように肩周辺の上半身を支えるのに必要な背中の筋肉ですが、その筋力が低いと、その弱い背中の筋力を補うためにその分背筋(腰部の筋肉)が頑張らないといけなくなります。
そして身体全体を安定させる土台となる骨盤を支えるのに必要なお尻の筋肉が弱いと、それを補うため